コーヒー入門編(2):鮮度がおいしいコーヒーの決め手

前回からコーヒー入門編としてコーヒーの基礎知識をご紹介しています。第2回目となる今回のテーマは、おいしいコーヒーの決め手となる「鮮度について」。どうぞご一読ください!

コーヒーに鮮度が大事と聞いてピンとくるでしょうか。実は、コーヒーは野菜やフルーツと同じ生鮮食品。焙煎する前の生豆(なままめ)の状態ですと、ある程度の保存がききます。炊く前のお米のようなイメージですね。

これが焙煎するとお米を炊いたときと同様に劣化がはやくなります。ですから、おいしいコーヒーをいただくためにはコーヒー豆の品質はもちろん、焙煎してからの鮮度も重要なポイント。品質も鮮度もよいコーヒー豆が、至福のコーヒーを叶えます。

鮮度の見分け方は、挽いたコーヒーにお湯をかけたとき、プクーッと膨らむかどうか。淹れ方のうまい下手にかかわらず、鮮度のいいコーヒーだとふんわりと膨らみます。

コーヒー豆は、焙煎後の豆の状態で約1カ月程度保存が可能。夏場ですともう少し短いですね。ただし、コーヒー豆は粉に挽いた瞬間から香りが飛び始め、酸化や劣化が始まります。豆と粉では表面積が数百倍ほど異なるので、粉の状態ですと味が落ちるスピードもはやくなります。

おいしく香り高いコーヒーを楽しむには、粉に挽いたものを購入した場合は一週間以内に飲み切ってしまうのがオススメ。できれば豆のまま買って淹れるごとに挽くとなおいいですね。豆を購入する場合も、焙煎から長くても1カ月程度が目処です。ぜひご参考にされてみてください。