酸味の誤解について

コーヒーの酸味が苦手なので、酸味の無いコーヒーをください。

と、よく言われます。

 

実は、コーヒーにとって酸味は必要不可欠な味です。

なぜかというと、

それは、コーヒーはフルーツ(の種)だからです。

 

 

イチゴやオレンジ、ブルーベリーやリンゴなど

フルーツのほとんどは、酸味を持っています。

 

熟したフルーツを食べた時を思い出してください。

 

熟したフルーツは、甘みがあり、

ここにフルーツ特有の酸味が加わると、

とても爽やかで、すっきりした甘さになります。

 

このように、甘さや特徴的な風味を

爽やかさという後味で支えているのが酸味になります。

 

では、この味から酸味だけ無くしてしまったらどうでしょう。

 

例えばイチゴだと

甘さや、イチゴの風味だけ残して

酸味がないと、砂糖と香料で出来た

ワザとらしいイチゴになってしまいます。

 

ここに酸味の爽やかさが加わるだけで

ぐっとフルーツ感が出てきます。

 

コーヒーもフルーツなので

じんわりくる甘さや、特徴的な風味を

爽やかな酸味で支えてあげると

スッキリとして、それでいて複雑な味わいで

とても美味しいです。

 

このように酸味はコーヒーにとって

無くてはならない味なのです。

 

 

では、悪い酸味とはなんでしょう。

それは、コーヒー豆が未完熟な状態で収穫された

甘さや風味が足りない、酸味しかないコーヒーや

 

もしくは、

 

古くなって酸化してしまった酸味なども

考えられます。

コーヒーは油分もたくさん含んでいるので

時間が経つと酸化します。

そして、古くて酸化したコーヒーの特徴は、

 

・胸焼けがする。

・酸化特有の臭いがする。(古い揚げ油のような臭い)

 

 

酸化とは(wikipediaより一部抜粋)

食品を室温で(長い時間)放っておくと

徐々に色や味が変わってくるのも、酸化が原因のことが多い。

 

 

このように、苦手と思っていたコーヒーの

酸味は実は、

 

・未完熟の酸味であったり(低品質)

・酸化した酸味(鮮度が古い)

である事の方が、ほとんどなんです。

 

 

本当に熟した品質の良い、

新鮮なコーヒーの酸味は、口にゆっくりと

含んだ状態で味わうと、フルーツ特有の

酸味の後に、じんわりと甘さが広がって、後味がすっきりとします。

 

 

もちろんコーヒーソルジャーのコーヒー豆は

鮮度の品質に自信を持っています。

ぜひ、体験してください。